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ほぼテク 6月2日AIの進化とレシピ生成の競争:ChatGPT「GPT-3.5」対「GPT-4」対Google Bard

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こんにちは、「今更聞ける!ほぼ毎日テック日報」略してほぼテクの読者の皆様、SRA東北の我妻裕太です!

今回は、現在最先端の人工知能 (AI) の3つのバージョン、OpenAIが開発したChatGPT「GPT-3.5」、その改良版の「GPT-4」、そしてGoogleが開発したGoogle Bardを比較しながら、それぞれがどのようにレシピを生成するかを見ていきます!

改めて3大生成AIのご紹介

まず、ChatGPT「GPT-3.5」についてです。これは大量のテキストデータからパターンを学習し、その結果をもとに新しい文章を生成するAIです。このバージョンは非常に多機能で、コンテンツ生成から自然言語理解まで、幅広いタスクをこなすことができます。

一方、ChatGPT「GPT-4」はGPT-3.5の強化版で、より高度な文章生成能力を持つように進化しています。これにより、GPT-4はより複雑な要求に応えることが可能になりました。

そして、Googleが開発したGoogle Bardは、ユーザーの質問に対してクリエイティブな回答を生成するAIです。特にストーリーテリングに力を入れており、ユーザーの質問に対する詳細な背景情報を提供できることが特徴です。

これを踏まえまして、改めて今回生成したレシピをおさらいしましょう。
ちなみにこれまでの3回分の記事はこちらをご参照ください。

ほぼテク 6月1日新3大AI!ChatGPT or Google Bard比較パート⑥(一番上手そうなレシピを生成してくれるのはどれか?Google Bard編)

ほぼテク 5月30日新3大AI!ChatGPT or Google Bard比較パート⑤(一番上手そうなレシピを生成してくれるのはどれか?GPT-4編)

5月29日新3大AI!ChatGPT or Google Bard比較パート④(一番上手そうなレシピを生成してくれるのはどれか?GPT-3.5編)

 

それぞれが生成したAIレシピを見てみよう。

では、さっそくChatGPTから行ってみよう!


【GPT-3.5】

梅雨の季節でも元気になるレシピをご紹介します。以下は、心を明るくし、梅雨のジメジメ感を忘れさせてくれる料理の例です。

【レモンガーリックシュリンプ】

材料:

  • 300g のエビ(殻をむいて背わたを取り除く)
  • 2個のレモン(1つは絞り汁用、もう1つはスライス用)
  • 4片のにんにく(みじん切り)
  • 2個の唐辛子(みじん切り)
  • 2スプーンのオリーブオイル
  • 塩とこしょう(お好みで調整)
  • パセリ(飾り用)

手順:

  1. フライパンにオリーブオイルを熱し、中火でにんにくと唐辛子を炒めます。香りが広がるまで約1分間炒めます。
  2. エビをフライパンに加え、中火で2分ほど調理します。エビがピンク色になるまで炒めてください。
  3. フライパンからレモンの絞り汁を加え、塩とこしょうで味を調えます。さらに1〜2分間煮込んでください。
  4. レモンガーリックシュリンプを皿に盛り、レモンのスライスとパセリで飾ります。

このレシピは、レモンのさわやかな酸味とガーリックの香りが絶妙に組み合わさり、ジメジメした気分を吹き飛ばしてくれます。エビのプリプリした食感も楽しめる一品です。

また、梅雨の時期は体調管理も重要ですので、バランスの取れた食事や栄養素を摂ることもおすすめです。新鮮な野菜やフルーツを活用したサラダやスムージーも、元気を取り戻すためのオプションとして考えてみてください。

んーマンダム(笑)

【GPT-4】

もちろんです、元気になれるような明るいレシピを提案します。ジューシーなビタミンCたっぷりのレモンチキンをお試しください。レモンは免疫力を高め、気分を明るくすると言われていますので、梅雨のジメジメした日々にぴったりだと思います。

【レモンチキン】

■ 材料

  • 鶏むね肉: 2枚
  • レモン: 2個
  • オリーブオイル: 大さじ2
  • にんにく: 2片
  • ローズマリー(またはお好みのハーブ): 少々
  • 塩、黒こしょう: 各適量

■ 手順

  1. 鶏むね肉を一口大に切り、塩と黒こしょうで下味をつけます。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを炒めます。
  3. にんにくが香ばしくなったら、鶏むね肉を加えて両面がきつね色になるまで焼きます。
  4. 1個のレモンを絞り、その汁を鶏むね肉にかけます。ローズマリーも加えます。
  5. レモン汁が半分くらいになるまで煮詰めます。
  6. もう1個のレモンを薄切りにし、完成したチキンの上に乗せて完成です

 

鮮やかなレモンの色と香り、酸味が心を明るくして、ジメジメした気分も吹き飛ばします。このレシピを楽しんで、梅雨の季節を元気に乗り切ってください。

おぉーーーーーーーーーーーー、

【GoogleBard】

梅雨の季節は、雨が続くのでジメジメした日が続きます。そんな時こそ、元気が出るレシピで食卓を彩りましょう。
ここでは、梅雨におすすめの元気レシピをいくつかご紹介します。

豚肉とキャベツのスタミナ炒め
GoogleBardからのコメント:豚肉とキャベツを炒め、にんにくやしょうがなどの薬味を加えて味付けしたスタミナ炒めです。豚肉の旨味とキャベツの甘みがよく合い、食欲をそそります。

鶏肉と野菜のカレー
鶏肉と野菜をカレーで煮込んだ、食べ応えのあるカレーです。鶏肉の旨味と野菜の甘みがカレーのルーによく染み込み、満足感のある一品です。

さっぱり冷やしうどん
冷たいうどんに、梅干しやきゅうりなどの具材をトッピングしたさっぱりとした冷やしうどんです。暑い日にぴったりの食べ物です。

お好み焼き
小麦粉、卵、キャベツなどの具材を混ぜて焼いた、鉄板料理です。お好み焼きソースやマヨネーズ、かつおぶしなどのトッピングで、自分好みの味に仕上げることができます。

焼き魚
魚を塩やしょう油などで味付けして焼いた、シンプルな料理です。魚の旨味をそのまま味わうことができます。

梅雨の季節は、食欲が落ちてしまうこともありますが、元気が出るレシピで食卓を彩りましょう。

??これは??

っというこで、これら3つのAIが生成したレシピを比較すると、各々が持つ特性がよく現れています。例えば、ChatGPT「GPT-3.5」は、レモンガーリックシュリンプのレシピを生成する際に、スピード感と文章の理解力を活かし、また新たなレシピの提案も行いました。

一方、ChatGPT「GPT-4」は、レモンチキンのレシピ生成において、文脈理解能力と多機能性を発揮しましたが、スピード面ではやや劣る結果となりました。

最後にGoogle Bardは、レシピ生成ではなく、豚肉とキャベツのスタミナ炒め、鶏肉と野菜のカレーなどの複数のレシピを提案するという結果を出しました。スピード面では優れていましたが、具体的なレシピ生成には至らなかった点が課題となりました。

では、それぞれのAIが生成したレシピを比較してみましょう。

比較表
(※)スマートフォンでご覧いただいている方申し訳ありません!ちょっとみづらいです(笑)

AI レシピ内容 評価コメント スピード感 文章の意味をくみ取ってレシピをレコメンド 依頼したレシピ以外でのレコメンド 総合点
GPT-3.5 レモンガーリックシュリンプ スピード感に優れ、要求に対して適切なレシピを生成。さらに新たなレシピの提案も行いました。 星3個
GPT-4 レモンチキン スピードはやや遅いものの、文章の意味を正確に理解し、それに基づくレシピを生成。他のレシピの提案も行いました。 星2.5個
Google Bard 豚肉とキャベツのスタミナ炒め、鶏肉と野菜のカレーなど スピード面では優れていましたが、具体的なレシピ生成ではなく、複数の料理を提案しました。 X 星2個

どれも素晴らしいのですが、個人的な感想ですが、レシピを生成するという観点では一番「GPT-3.5」が好印象でした!

まとめ

っというこでまとめです。

これら3つのAIモデルの比較を通して、それぞれのAIが異なる特性と能力を持っていることが明確になりました。GPT-3.5、GPT-4、そしてGoogle Bard、これらはすべてレシピ生成という同じタスクに挑戦しましたが、そのパフォーマンスはそれぞれ異なりました。

GPT-3.5はスピーディーに正確なレシピを生成しました。その一方で、GPT-4はレシピの生成には少し時間がかかりましたが、文章の意味を理解し、その上でレシピを生成する能力を示しました。Google Bardは具体的なレシピの生成ではなく、複数の料理の提案を行いましたが、レシピ生成のスピードは比較的早かったです。

AIの進化は目覚ましく、それぞれのAIが持つ特性を理解し、最適な使い方を見つけることが重要であることが分かります。これは料理におけるレシピ生成だけでなく、その他の多くの領域でも言えることでしょう。

最後に、この比較を通じて、AIがどのように私たちの生活に役立てられるか、また新たな可能性を開くかについて考えてみてください。そして、AIがどのように進化し続けるかをこれからも注視していきましょう。

以上、「AIの進化とレシピ生成 – GPT-3.5、GPT-4、Google Bardの性能を比較してみた」でした。次回も最新の技術情報をお届けしますので、ぜひお楽しみに!

いやーどれも素晴らしいですね( ;∀;)

最後までお読みいただきありがとうございました!
次回のほぼテクでまたお会いしましょう。

SRA東北の我妻裕太でした。
さようなら!

原稿執筆
株式会社SRA東北ビジネス・ディベロップメント
チーフ・ディレクター 我妻裕太

 

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5月29日新3大AI!ChatGPT or Google Bard比較パート④(一番上手そうなレシピを生成してくれるのはどれか?GPT-3.5編)

5月26日新3大AI!ChatGPT or Google Bard比較パート③(だれが回答を出す際の音速の貴公子か?)

5月25日ChatGPT or Google Bard比較パート②(生成AIに最新情報は取得できるか)

5月23日(ChatGPT or Google Bard)

5月22日(ChatGPTを自社Webサイトに組み込むには? )

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5月18日(SRA東北版ChatGPT誕生しました? )

5月16日(ChatGPT? OR SRA東北?まとめ ) 

5月15日(ChatGPTと過ごした3日間?AI・人工知能EXPO出展報告、ChatGPT対応ソリューション多数ございます!)

5月11日(宇宙ビジネスをより注力します!)

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5月1日(ChatGPTの背景と開発目的、特徴、留意事項)

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