弊社SRA東北から、我妻裕太が東北電力ネットワークの久納敬史氏と共同で、電気学会全国大会において「画像データを活用した配電設備点検業務高度化への取組み」という論文を寄稿します。
本論文では、配電設備の巡視・点検作業における課題に焦点を当てています。特に、異常箇所や劣化状況の判断には従来、点検者の目視と個人の経験が頼りであり、これによる判断のばらつきが問題となっています。また、対象となる設備の数が膨大であるため、作業の合理化と効率化が強く求められています。
このような背景のもと、我々は画像データを活用した新しい技術の適用可能性について研究してきました。具体的には、配電設備の異常検出や劣化診断に関する技術を点検業務に応用し、設備の認識精度の向上や劣化状況の正確な抽出方法について検討してきました。
論文では、これまでに実施した取り組みの内容や成果について詳細に報告しています。我々の研究が、配電設備点検業務の高度化に向けた有効な進歩をもたらすことを期待しています。
論文の詳細は以下をご覧ください。
電気学会全国大会 講演要旨
4-156
画像データを活用した配電設備点検業務高度化への取組み
○久納敬史氏（東北電力ネットワーク）・我妻裕太（SRA東北）
配電設備を巡視・点検する際，異常箇所および劣化状況を点検者の目視によりその判断を行っており，個人の経験や主観による判断のバラつきにより，異常箇所の見落としや劣化判定の誤りが生じる可能性があること，また，膨大な数の設備をその対象としていることからも一層の合理化・効率化を求められている。近年進展している，画像データによる設備の異常検出，劣化診断技術を配電設備点検業務へ適用すべく，配電設備の認識精度，劣化状況の抽出について検討を実施してきた。これまで取り組んできた内容・成果を報告する。
IEEJ2024一般講演ページのURLは以下をご利用ください。
https://gakkai-web.net/iee/program/2024/data/html/general/general7.html#SK404-C3
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