技術コラム

いまさら聞けない数字の見える化Excelを使ったデータの可視化について(後編)

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みなさんこんにちは。
いつも当サイトをご利用いただき、ありがとうございます。

我妻裕太です。

本日は「いまさら聞けない数字の見える化」の後編ついて投稿したいと思います。

前回までのおさらい

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前回は「いまさら聞けない数字の見える化(前編)~Excelを使ったデータの可視化について~」で見える化するための数字について、まずは考察してみました。

1. 数字について 数字のあり・なしで情報の見え方、捉え方が変わってくる
相手に情報を的確に伝えるためには非常に有効な文字

本日は今回のテーマの本題となるExcelを使ったデータの可視化について掘り下げていきたいと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

本日は以下の内容でお時間をいただきたいと思います。

1. よくある数字データ
2. 数字を見える化してみよう
3. 今回のまとめ

前回は数字のあり・なしで情報の見え方、捉え方が変わってくるということを説明させていただきました。
さらに、数字を用いることによって、情報を的確に伝えられそうな日常生活のシーンも考察してみました。

ですが、この数字、情報量が少ない場合には非常に有効的な文字ですが、膨大な数字データとなった場合、的確に、そして、瞬時に情報を伝えることができるのでしょうか。

実際のビジネスシーンでは膨大な量の数字データを扱うことが多く、そのような数字データを説明することの方が多いのではないでしょうか。

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膨大な量の数字となると、そのまま説明しても、データを見ても瞬時に情報を把握しづらいですし、ちょっと意味を解釈しづらいような気がします。

ということで、本日はそんな膨大な量の数字の例から見ていきたいと思います。

1. よくある数字

例1) 商品の売り上げ一覧表
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実際のデータではもちろんありませんが、例えば上記のような売上一覧表があったとします。
この中から、一番売り上げが高い商品を5秒くらいで探してみてください。

(※)文字が小さく申し訳ありません。目を細くしてご覧ください(汗)

では1、2、3、4、5!!

終了です。

いかがでしたか。

では続いての例を見てみましょう。

例2) 平成20年度からの売上推移表
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こちらも、もちろん実際のデータではありませんが、各年度ごとの売り上げの推移を表した表です。
この中から、一番売り上げが高い年度と、今年度平成27年度は前年度に比べて売上が高くなっているか5秒くらいでご覧ください。

1、2、3、4、5!!

終了です。

いかがでしたか。

文字サイズが小さく、見づらいのは大変、申し訳ありません(汗)
ですが、これだけの数字を一度に見てしまうと、なかなか一瞬で情報を把握、整理するのは難しいのではないでしょうか。

では、この内容を踏まえて、ここから数字のデータを的確に、瞬時に伝えられる数字の「見える化」を実践してみたいと思います。

2. 数字を見える化してみよう

ではさっそく先ほどの例1からやってみます。

例1) 商品の売り上げ一覧表(Before)
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先ほどのとおりです。では、上記の一覧をちょっと加工してみたいと思います。

1、2、3

どうぞ、

例1) 商品の売り上げ一覧表(After)
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終了です。

いかがでしょうか。1回目は数字だけをそのままご覧いただきました。
2回目は数字の大小が分かるように数字の大きさによって色を付けてみました。

恐らくですが、2回目の方が的確に情報を把握できたのではないでしょうか。
さらに2回目の方が野菜、精肉が売り上げの数字が高く、鮮魚の売り上げが少ないなどの数字の特徴も把握できたのではないでしょうか。

この例示の一覧はMicrosoft様製のExcel で作成、加工したものです。
上記の例ではExcelのデータバーという機能を利用しました。

データバーはExcel上で対象のデータを選択しながら、以下の操作を行い、好きなデザインを選ぶだけで完成します。

1.「ホーム」タブをクリック
2.「スタイル」欄の「条件付き書式」をクリック
3.「データバー」を選択
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わずか数秒の操作ですが、ちょっとした手間をかけるだけで、リッチで直感的な資料になりましたね。
私も喜ばれることが多く、よく利用させてもらっています。

(※)上記の画面はExcel2013の場合のイメージです。
Excelのバージョンによっては操作方法が異なったり、搭載されていない場合がありますので、予めご了承ください。

では次の例示を見てみましょう。

例2) 平成20年度からの売上推移表(Before)
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こちらも先ほどのとおりです。では、上記の一覧をちょっと加工してみたいと思います。

1、2、3

どうぞ、

例2) 平成20年度からの売上推移表(After)
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終了です。

いかがでしょうか。1回目は先ほどと同様に数字だけをそのままご覧いただきました。
2回目は数字の大小が分かるようにグラフにしてみました。

恐らくですが、先ほどと同様に2回目の方が的確に情報を把握できたのではないでしょうか。
さらに2回目の方が

・一番右端(平成27年度)は前年度に比べて売上が高くなっている
・一番右端(平成27年度)が一番売り上げが高い

など数字の特徴も把握できたのではないでしょうか。

ちなみにですが、こちらの例示もMicrosoft様製のExcel で作成、加工したものです。
上記の例ではExcelのグラフ機能を利用しました。

グラフ機能はExcel上で対象のデータを選択しながら、以下の操作を行うだけで完成します。

1.「挿入」タブをクリック
2.「グラフ」から好きなデザインを選択する
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Excelでグラフを作れるのは知ってるけど、「作成するのに時間がかかる」という声もあるかと思います。

ただ、見ていただいたとおり、作成するのには数秒程度の作業でできてしまうことがほとんどです。

ちょっと見える化しただけで、見る側も的確に情報を把握できるのであれば、ほんの数秒の時間を使って、よりリッチな、そして、より有益な資料を作るのもいいのではないでしょうか。

3.今回のまとめ

1. 数字について 数字のあり・なしで情報の見え方、捉え方が変わってくる
2. よくある数字データ 売上データなど業務で管理するデータは一瞬で情報を把握、整理するのが難しい
3. 数字を見える化してみよう 大量のデータでも的確に情報を把握できる

今回の例示では企業にとって重要な売上の一覧や売り上げの推移など経営に関連するデータを事例としてみました。

売上のデータなどはよく会議で睨めっこをするとお話を聞くことがありますが、本日のようにちょっと数字を見える化するだけで大分印象も情報の入り方も変わるような気がします。

何よりも資料を受け取った人が喜んでくれるのであれば、数秒の作業時間も惜しくはありません。
ちょっとした工夫で新しい価値を創造してみてはいかがでしょうか。

「これからやってみたい」という方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。
本日の記事の内容が皆さんの業務に少しでもお役に立てれば幸いです。

資料はこちらからダウンロードしてください。

また、今回ご紹介した例示はごく一部でデータの「見える化」については弊社でも導入実績がありますので、お困りの方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。

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株式会社SRA東北
我妻裕太

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いまさら聞けない数字の見える化

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https://www.sra-tohoku.co.jp/pkg/IR-Plus/index.html

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https://www.sra-tohoku.co.jp/pkg/ac_analysis/index.html

 

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