無人店舗やQR決済の実態を代表取締役社長の阿部が中国・上海やアメリカ・シアトルを視察し自身の体験を通して、世界の動向から見る日本の電子決済の可能性について講演しました。
中国・上海ではアリババ・グループ(阿里巴巴集団)が手がけるリアル店舗の盒馬鮮生(フーマーシェンシャン)、バイリエン・グループ(百聯集団)が手がけるRISO、昔ながらの漕渓市場などチェック。
盒馬鮮生(フーマーシェンシャン)大寧音楽広場店
店舗内で買い物をしてQR決済することは普通のことだが、もう一つの買物の仕方が、トレーナーを着たピッキング係がオンライン注文が入った商品をピッキングし、3温度帯に分けた専用バッグに収納、バッグを売場の端にあるクレーンに載せると、天井に張り巡らされたレールを伝って、バッグヤードの配送スタッフに引き渡されるという仕組み。ピッキング係が都度バックヤードまで商品を運ぶ必要がない。更に配送係から客へと届けられる。(下記”宅配事情”参照)
上海百聯RISO
百聯集団が手がける新型のスーパーのRISO。2017年スタートし現在1店舗。生鮮食品日用品レストラン本音楽などを融合し、買う食べる読む聞くの4面からの体験を提供する。日本でもMUJIや蔦屋の新しい取り組みがスタートしているが、これに通じるものがある。
漕渓市場(昔からの市場スタイル)
昔ながらの市場は未だ各所に残っている。殆どの人はQR決済で買物ができる。買い方は計量販売。店頭には500gでの単価をQRで表示されている。
宅配事情
街中には宅配が溢れており、地方からの出稼ぎ労働者は4~6名の部屋に泊まり、電動バイク(自転車の位置づけで登録制で免許不要)でデリバリを行っている。デリバリ場所は自宅外の外出先でも受取り可能。配送料金は3~7元(約50~110円)で、最近は10元(約160円)の店も出てきている。
講演会記録
2018年9月6日:一般社団法人 東北IT産業推進機構 9月例会にて
2018年10月5日:株式会社ビー・プロ様にて
講演のご依頼がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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