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知らないと損をする?SRA東北なんちゃってAI研究所 Vol.2研究事例「AIにバナナの新鮮さは分かるか?」の巻

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皆さんこんにちは!SRA東北の菊池です!

SRA東北では日々様々な研究テーマを元にAIの学習データの開発、AIの学習、AIの評価を行っております。本日はその中から1つ事例をご紹介させていただきたいと思います。何かのご参考になりましたら幸いです。それでは最後までお付き合いください!

テーマ:AIにバナナの新鮮さは分かるか?

生鮮食品を取り扱うスーパーマーケットなどの施設では鮮度の高い商品を、お客様にお届けすることが重要なミッションとなっています。生鮮食品は劣化の進みが早いため常に鮮度のチェックを行う必要があると考えられます。そこで生鮮食品の鮮度チェック作業をAIに置き換えることができるのではないかという仮説を立ててAIの構築、評価を行いました!今回は対象をバナナに絞って学習させています。バナナの鮮度の段階を「販売不可」、「値引きが必要なもの」、「鮮度のよいもの」の3つにわけて、AIにスコアを表示させてみました。

学習結果

それでは、早速学習の結果をご紹介いたします。画像の下には分類された鮮度の段階をAIの確信度(どれだけ分類結果が信頼できるかの数値)とともに記載しています。

鮮度の良いバナナ

最初は、鮮度の良いバナナを分類できるかテストを行いました。見事3枚の画像全てにおいて鮮度の高いバナナを分類することに成功しています!

値引きが必要なバナナ

次に、値引きが必要なバナナを分類できるかテストを行いました。3枚目の画像のみ販売不可と分類されてしまいましたが、他の2枚の画像と比べて茶色い部分の面積が比較的大きいため、鮮度を厳しくチェックしている場合には必ずしも間違った分類結果ではないかもしれません。

販売不可なバナナ

最後に、販売不可能なほど劣化が進んでしまっているバナナについて分類のテストを行いました。結果は3枚すべての画像で販売不可と分類することに成功しています。1枚目の画像では値引きが必要なバナナについても確信度が0.3であると分類していますが、他2枚の画像と比べると比較的きれいな状態のため、鮮度の判断基準によっては間違った分類結果ではないと考えられます。

チャレンジ結果

今回のチャレンジでは、バナナの鮮度の段階を「販売不可」、「値引きが必要なもの」、「鮮度のよいもの」の3つに分類しましたが、9枚中8枚の画像で適切に分類することができたので、実際の鮮度判定でも支援という形でAIを活用できるのではないかと思います!しかし、実際には黄色いバナナ以外にも青いバナナなども存在するため様々な種類のバナナの画像を今後も継続して学習させていく必要がありそうです!

今回のチャレンジを見て、弊社の取り組みにご興味を持っていただけましたら、ぜひ、下記のお問合せ先よりご連絡ください!

お問い合わせ

SRA東北では、今回ご紹介したような研究以外にもさまざまな事例に取り組んでいます!AIを用いた開発、学習データの作成なども行っていますので、ご興味を持っていただいた方はぜひ下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせはこちらからお願いいたします。
受付時間:営業日 月曜日~金曜日 9:00~17:30

 


原稿執筆
株式会社SRA東北 菊池


原稿監修
株式会社SRA東北 我妻裕太

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