DB-Spiral導入事例 成城大学様

DB-Spiral導入事例 成城大学様

プロフィール

img-04

  • 成城大学は、旧制成城高等学校の伝統を受け継ぎ1950年に設立されました。
    都心に位置しながら緑豊かなキャンパスで、比較的小規模の大学にもかかわらず、政治・経済・芸術・文化など社会の様々な方面で活躍する多数の人材を輩出しています。
    成城大学の設置母体である学校法人成城学園は、1917年に澤柳政太郎博士によって開設された成城小学校に始まります。
    その後、成城学園は幼稚園から大学・大学院までを擁する総合学園として発展して来ました。

研究業績データの一元管理、大学基準協会の認証評価に対応

プロジェクト発足の経緯

成城大学様は、前回(2008年)の認証評価の対応時から、教員の論文等の情報を管理する必要性は認識していたものの、 これまではその情報を管理するシステムをもっておりませんでした。
そのため、各種調査のたびに教員の協力を得ながら必要な情報を収集し対応しておりましたが、データの効率的な利用のためにシステム化の必要性が高まってきました。
そのような状況のなか、2015年に控えた大学基準協会の認証評価への準備や、教員の業績情報の公表の観点から、 大学としての教員業績システムを導入するプロジェクトが発足されました。

導入にいたるまで

プロジェクトのメンバーには、実際にシステムを利用することとなる教員が中心となり、 また、ベンダーの選定にも、教員の意見を最大限に採用する方針としました。 国内の研究者データベースシステムの開発実績のあるベンダーへ提案を依頼し、 数社の中から弊社製品のDB-Spiralが選定されました。
選定理由として、学外公開ページのデザインへの評価が高かったことや、パッケージとして成熟しているため安定感があり、 数多くの導入実績があることが挙げられております。
さらに成城大学様では、ShibbolethのSSOに対応、機関リポジトリとの連携、学外公開ページのデザイン反映といった対応も加えることで、 より効率的に教員業績を管理できるようになりました。
その提案内容について以降で紹介いたします。

弊社からのご提案

  • Shibbolethのシングルサインオン(SSO)に対応成城大学様では教員の業績情報を管理するシステムこそなかったものの、多数のシステムがありました。 その一角に新たにシステムを導入すると、利用する教員にとってはID・パスワードの管理に負担がかかることが目に見えていました。
    ID・パスワードの管理から解放するため、また、1回の認証で他のシステムも利用できるように、学認で使用しているShibbolethによるSSOに対応しました。
    成城大学様は、国立情報学研究所が構築・運用している「学術認証フェデレーション(学認:GakuNin)」に参加しております。

    学術認証フェデレーションとは

    学術認証フェデレーションとは、学術e-リソースを利用する大学、学術e-リソースを提供する機関・出版社等から構成された連合体のことです。
    各機関はフェデレーションが定めた規程(ポリシー)を信頼しあうことで、相互に認証連携を実現することが可能となります。
    認証連携を実現することができれば、学内でのシングルサインオン(一つのID・パスワードであらゆるシステムが利用可能であること)を実現することが 可能になるとともに、他大学や商用のサービスにおいても、1つのパスワードを利用し、かつID・パスワードの再入力を行わずに利用できる環境を実現することができます。
    例えば、他大学の無線LANをいつも大学で使用しているIDとパスワードで利用することができ、かつ自大学が契約している電子ジャーナルへシームレスに アクセスすることも可能となります。
    (学術認証フェデレーションより抜粋 https://www.gakunin.jp/fed/)

  • 機関リポジトリ(JAIRO Cloud)とのデータ連携運用面の問題点として、教員においては、忙しい研究・教育活動の中、教員業績システムに業績を登録することは負担となることでした。
    学内の紀要論文、研究報告書については図書館の職員等が機関リポジトリに登録していることから、そのデータを教員業績システムに登録することができれば、 教員が一からデータを登録する手間が省くことができると想定されました。
    今回は、機関リポジトリから出力されたXML形式のデータを、一旦一括登録のフォーマットであるEXCELファイルに変換して登録する内容を確認してから、 システムに登録する方法を提案しました。 教員がXML形式のデータを確認するよりも、EXCELファイルを確認する方が易しいと考えたためです。
    成城大学様の機関リポジトリは、国立情報学研究所のJAIRO Cloudを採用しており、蓄積された多くの紀要論文・研究報告書を利用することで データ登録の効率化が図られると見込んでいます。
    img-02
  • 研究者情報(学外公開)ページのデザイン研究者情報ページは、大学として統一的に公表する情報と、部局で公表する情報を変えたいという要望から、大学用ページと部局用ページの2ページ構成を実現しました。 また、学外の利用者へサービスを提供する研究者情報ページのデザインは、利用者の利便性を考慮し、検索を行う画面では各検索(キーワード検索など)が 一目で分かるよう検索のタイトルを大きくしたり、検索ができることを視覚的に伝えるためのアイコンを使用したりと、利用者が次のオペレーションが イメージできるよう、ディテールまでこだわりました。
    これらの画像は、成城大学様でデザイン・作成していただき、システムへの反映を柔軟に対応しました。 学内システムも利用者に配慮し、ボタンの画像もより利用者が操作をイメージしやすいようアイコンを多用したり、色分けなどを施し、視覚的に優しいデザインとなりました。
    img-03

お客様の声

社会イノベーション学部学部長 古川 良治 教授

img-05

DB-Spiral

dbs-img0
DB-Spiralは、研究者や大学評価に関する基礎データの情報管理を中心としたシステムであり、研究者情報の管理や大学評価に係る業務効率を向上させます。

お問い合わせ窓口

ご相談/お見積り依頼などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

otoiawase

お電話でのお問い合わせ

お電話でのお問合せは営業日の営業時間内に限らせていただいておりますのでご了承ください。
初めての方は「ホームページを見ました」と言っていただけるとスムーズに対応できます。
担当が外出ないし、席を外している場合は折り返しお電話差し上げます。
受付時間:営業日 月曜日~金曜日 9:00~17:30